環境:大地の再生
身の回りの土地の水はけを良くしたり、植物も生き物も人間も生きやすい環境に整備したりすることを実践していきます。小さなスコップ一つからでも出来る作業が山の頂上の木々を活かすことになり、土砂災害が起こりにくい環境へと整え、きれいな海と豊かな自然に繋がります。
環境再生師や庭師といった様々な達人の方に教わりながら、自分たちの手で子どもも大人も作業をして自然とふれあいます。
食:豊かな作物
私たちは、空中や土の中のみならず、体内や皮膚の上まで微生物だらけの世界に住んでいます。
微生物との仲を取り戻すと、無農薬なのに虫も来ない、美味しくて栄養豊かな野菜が育ち、私たちも土壌も健康になれる。
そんな農法を実践されているプロに学びながら、自らの手で育てて食べることから様々な事を体感し、学んでいきます。
行事:自然散策
学び舎は森や池のある自然を感じられる場所です。道を挟んだ向かい側には「公渕森林公園」が広がっています。県内では唯一生活排水の入らない美しい池を、遊歩道が取り囲む桜の名所です。太陽の光を浴び、風を感じながら自然の中を進む「散歩」という当たり前の行為を大切にしています。
自然をよく観察することから、私たち大人が想像もつかないような発見や閃き、学びが湧いて、生きる力となっていきます。
何をしたいかは子ども達が主体的に決めていきますが、そのベースとして様々な行事や体験プログラムもあります。
ヒノキでマイ箸作り
「自分で作った食器でご飯を食べられたら楽しそう!」
学び舎の敷地には大工さんの木工加工場があります。大工さんと一緒に、お箸やお椀、コップなどを自然素材で作ることで創造や工夫、モノに愛着を持ち大切に使っていくことを学びます。
お昼は自分達で作る日
「おいしいサラダが食べたい!」となると、美味しい野菜や果物を作っている人に会いに行きたい!ってことになってツアーが始まったりします。もちろん今あるもので工夫して簡単に作る日もあります。そしておやつはミカン狩りや柿狩り、いちご狩り等も有りです。芋掘りの芋を使って、焚火で焼き芋作りもします。
世の中観察
「県内の様々なマルシェやふれあい市場などを巡り、面白いものや好きなものを探そう!」
大人たちの仕事っぷりや作られたものを見たり、何を選んだかで、自分の事を知ったり、次にやりたい事や知りたい事がでてくるかも。そして自分たちも何ができるか考えてみよう。
さらに市場調査や研究が続く~
色んな遠足その1
「人は見晴らしのいい所で遠くの景色を眺めると、心の限界突破に繋がるという。」
県内の絶景や遺跡、展望台巡りをして、いま自分たちが住んでいる地域を見てみよう。ついでにそこでピクニックもしよう~
何もしない日
「そもそも何もしなくていい」という、とことん何もしない事を体験する。そしたら自分はどうなるのだろうか。何をしたくなるのだろう。どんな気持ちがするのだろうか。どんな自分を感じたのか。自由って何?
後でみんなでシェアし合ったりして、自分を知っていく事に繋げていきます。